2021年4月3日土曜日

 台湾幻想論・・・iTビジネス・アナリスト=深田萌絵への手紙(2)


右派であれ左派であれ、日本には、根強い「台湾幻想論」がある。台湾を、必要以上に、美しく理想化し 、かつて日本の植民地だった台湾の現実や 、その具体的実例「霧社事件」、中国大陸から台湾に逃れてきて、台湾を軍事支配した蒋介石や国民党軍(外省人)の戒厳令時代 、を忘れて、それぞれの夢想する幻想に酔う日本人・・・。特に自称・保守派には、そういう美化された「台湾幻想論」に酔う日本人が少なくない。おそらく、それを克服し、冷静に、台湾のあるがままの現実と向き合うことは、なかなか困難だろう。昨年、李登輝没後に、日本国内に溢れかえった 、手放しの『李登輝賛美論 』には、親日家だった李登輝に対する追悼論としては仕方なかったのかもしれないが、やはり、あまりにも無防備すぎたような気がする。言うまでもなく、私自身、長い間、台湾幻想論の中にいた。しかし、私は、大学関係者等と、一度だけ 、台湾旅行をした事があり、「アレ、ちょっと違うな」と、台湾幻想論から目覚めたという経験がある。それでも、私は、台湾幻想論から、完全に自由になっていたわけではない。昨年から、深田萌絵の「Youtube動画」や深田萌絵の著書を、見たり、読んだりしはじめたが  、その理想と現実の落差には、驚きの連続だった。ところで、私が行ったのは、淡江という風光明媚なところにある「淡江大学」だった。淡江大学の女性教授(名古屋大学留学、大学院修了)の話によると、日本と台湾の文化交流は頻繁に行われているようだったが、ほぼ左派系の教授や文化人、芸能人・・・に独占されているようだった。そこで、私が感じたことは、政治関係者には、政治関係のレベルのた台湾のイメージが、大学や文化人関係者には、そのレベルの台湾のイメージが、旅行者には、旅行者レベルの台湾のイメージが・・・というように、それぞれ、一面的イメージが出来上がっており、それらは、決して台湾総体のイメージではないだろう、ということだった。その意味で、深田萌絵が発信する「it・半導体」関係の台湾のイメージは、これまで、あまり語られることのなかった台湾イメージだった 、と言っていいのではないか。今後、日本は、保守派だけではなく、政治・経済関係者たちも、ビジネス関係者たちも、深田萌絵の台湾論から、学ぶべきことが少なくないのではないか。左派であれ、右派であれ、あまりにも現実を無視した幻想的な台湾論は、現実の台湾にも失礼である・・・。「台湾幻想論は日本を滅ぼす」のだ。台湾を見くびるなかれ・・・。


ーーーーーーーーーーーー

深田萌絵の「Youtube動画」

⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎


https://youtu.be/-J6slXkQ2Pc


https://youtu.be/-uqmAlf_5AI


https://youtu.be/OfOmoTEAHXg


https://youtu.be/_90Rzhx4K2U


https://youtu.be/grTfcK9F-yw


https://youtu.be/WHziRi06DOg

ーーーーーーーーーーーー