2021年4月20日火曜日

 「防衛省見学ツアー」に参加して・・・拙著『小説三島由紀夫事件 』を振り返りつつ・・・。


昨日は、若い友人で政治学者の内山卓也君に誘われて、市ヶ谷の「防衛省見学ツアー」に参加してきました。私は、『小説三島由紀夫事件 』を書く時、地図の上では、詳しく調べたのですが、不覚にも、市ヶ谷のホンモノの防衛省の存在を、知りませんでした。すぐ近くにある「ホテル・グランドヒル市ヶ谷」には、何回も行ったことがありますが・・・。そのちょっと先に防衛省はありました。入口の門構えも、私がイメージしていたものとは大きく違いました。三島由紀夫が、演説したバルコニーも 、解体=移築されて、残されていましたが、意外に 、小ぶりなものでした。東京裁判の舞台となった講堂も詳しく見学出来ましたが、こちらも、私のイメージとは大きく異なりました。写真や動画類から受けた印象では、もっと、「どでかい」ものと想像していました。昨日の「防衛省見学ツアー」で、もっとも印象に残ったのは、東條英機の写真でした。何回も見たことはありますが、東京裁判の場所で、あらためて拝見して、その背筋をピンと伸ばした、凛々しい姿に、感銘を受けました。あまり評判の良くない東條英機ですが、やはり戦前の日本軍人ですね。この後、絞首刑になるわけですが、「死の恐怖」

など、その顔からは微塵も感じられないです。「戦う気概」を失っていませんね。