2020年7月28日火曜日

●竹中平蔵研究(3)・・・「明るい未来」のエセ経済学が日本を滅ぼす。

●竹中平蔵研究(3)・・・「明るい未来」のエセ経済学が日本を滅ぼす。

竹中平蔵が、小泉純一郎政権下で、いわゆる「郵政民営化」の実現に貢献したことは、誰でもご承知の通りだ。「構造改革なくして成長なし」と。竹中平蔵自身も、このことを、今でも、自分の手柄のように語っている。しかし、「郵政民営化」とは何だったのか、「郵政民営化」は失敗だったのか、あるいは成功だったのか、については一言も語ろうとしない。今、現在、竹中平蔵が熱心に語っているのは、「コロナ以後の明るい未来」である。「こーすれば明るい未来が開ける」「あーすれば、明るい未来が開ける」・・・というような「エセ未来学」と「エセ経済学」ばかりである。最近の日本のマスコミ人も、雑誌編集者たちも、竹中平蔵式「エセ経済学」にコロリと騙されるほど、思考力が弱体化し、思考停止に陥っているらしい。竹中平蔵の「明るい未来」の与太話など聞く前に、「ところで竹中平蔵さん、未来の与太話を語る前に、あなたがやって来た、様々な改革が、果たして成功だったか、失敗だったかを検証してみてはいかがですか・・・」と、まず問うべきではないのか。しかし、誰も、それをしない。竹中平蔵という詐欺師の与太話に聞き惚れるばかりだ。ただただ、竹中平蔵の「明るい未来」の与太話に、コックリさんのように、頷くだけである。とすれば、『週刊エコノミスト 』の編集者たちも、『日経新聞 』の経済記者たちも、同じ「竹中平蔵式オレオレ詐欺」「竹中平蔵式霊感商法」「竹中平蔵式マルチ商法」の仲間じゃないのか。「郵政民営化」が、あるいは「米百俵の精神」や「構造改革なくして成長なし」と、髪を振り乱して、叫んで、「明るい未来」を語っていた小泉純一郎と竹中平蔵のコンビが、「構造改革」とか、「規制緩和」とか、「雇用の流動化」とか、美辞麗句を並べたてて、いったい、何をやったのか、その結果が、どういうことになったのか・・・を知らないのか。それとも忘れたのか。忘れた振りをしているのか。エコノミストの編集者か、日経記者か知らないが、馬鹿か、お前らは・・・。
以下は日経記事から。

〓〓〓〓以下引用〓〓〓〓

出典:「社会の分断 正す10年に」
 竹中平蔵氏 4月18日 日本経済新聞
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今の時代は世界的に保護貿易主義が主流です。

その上最近では新型コロナウイルスの流行も相まって、人の移動について報復合戦も見られました。

この根本は社会の分断にあると思いますが、10年後にはその解消に向け、様々な工夫が見られる時代になっているでしょう。

世界はこれから数年、痛い目を見たあとに、少なくとも5年後には、解消に向けた議論が真剣にされているはずです。

新しい技術が世間に行き渡るイノベーションも、次々と起きることになるでしょう。

次世代通信規格「5G」は、技術的にはすでに確立していますが、遠隔医療などに見られるように、規制が障壁になり実用化が遅れているものもあります。

今後10年は先端技術が民間で実用化されるために、一つ一つ議論する時代になるのだと思います。

ですが、それに伴って今ある職業が急になくなるような状況もあるかもしれません。

そこで必要なのが、最低所得を保障する「ベーシックインカム」です。

人が生きていくために最低限必要な所得を保証することができれば、一度失敗しても、積極果敢に再びチャレンジできる環境になるはずです。

出典:「社会の分断 正す10年に」
 竹中平蔵氏 4月18日 日本経済新聞
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〓〓〓〓引用終了〓〓〓〓