2024年4月25日木曜日

■【山崎行太郎チャンネル】を配信しました。今回のテーマは。《 宇野弘蔵とマルクス主義》です。宇野弘蔵は、日本の代表的なマルクス経済学者です。《 宇野理論》とか《 宇野学派》、あるいは《 三段階論 》《 労働力の商品化》などよいう言葉とともに、戦後の左派学生運動に圧倒的な影響力を持っていました。今の《 ネットウヨ》の時代の若者たちには、《 宇野的なもの》が、決定的に欠如しています。マルクス主義や共産主義や共産党・・・の何たるかを知らずに、それを批判・罵倒して。それで終わりといことでは、これでは批判したことにも論破したことにもなりません。無知をさらけ出しているだけです。実は、自由主義も保守主義も 、実はマルクス主義という原理的な思想の登場によって、そのアンチ・テーゼとして、後発的(事後的)に誕生・成立したものだと、小林秀雄や丸山眞男等が言っています(丸山眞男『日本の思想』)。マルクス主義や共産党についてその思想や歴史を、何も知らないで、幼稚な批判や荒唐無稽な罵倒ばかりしているということは、そもそも、自由主義も保守主義も、何も知らないということです。マルクス主義を知らずして、政治や経済を語るなかれ・・・です。そしてマルクスを知らずして 、保守思想や保守哲学を語るなかれ・・・です。